皆さんこんにちは!
加藤時計店スタッフのNです😸
前回のブログ
【山登りなどのアウトドアに便利!Gショックの気圧計測機能について解説①】
で、気圧計測機能について解説していきました!
その続きとして、この記事では方位計測機能についてご説明していきます!
使用するモデルも引き続きGショック「GWN-1000B-1B」で操作していきますよ。
まず、方位計とはなにか…
方位計は、山登りやハイキングなどに必要不可欠なアイテムなんです!🏞
方位計はコンパス(方位磁石)機能のため、地図と組み合わせ使えば、方向を予測して行動ができるので、
道に迷うリスクが低くなります。
また、方位計測を行う際、知っておいて欲しいことがあります📣
方位計は、地球が持っている磁石の性質で、北の方角を知ることができます。
ですが、実はこの方位磁石が指す北と地図の北はズレているんです…!
方位磁石が指す北は『磁北(じほく)』と言い、経線(地形図の縦線)の指す上(北極点の方向)を
『真北(しんぽく)』と言います。
※一般的に市販されている地図に使われている北は『真北』です。
また、真北と磁北のずれを『磁気偏角』といいます。
磁気偏角は、場所や時間によって変わってくるので、磁気偏角を知りたいときは、地形図や登山地図のような
等高線が描かれた地図や、国土地理院のホームページなどで調べることができます。
方位計の説明だけで結構長くなってしまいましたが、ここから腕時計の設定に移ります!
●方位を補正する
方位補正をする方法は2つあります!
1.2点補正
正確な方位計と比較して方角がズレている場合に使う。
2.磁気偏角補正
真北を北方位として設定するときに、磁気偏角角度を元の補正にする
1.2点補正
最初は2点補正(センサー自体の補正)を行います。
※補正中は時計を水平にして動かさないでください!
時計が時刻モードになっているのを確認したら、右下ボタンを押して方位計測モードにします。
この時、デジタル表示画面にアルファベットで『COMP』と出るまで押してください!
モードを切り替えたら、りゅうずのロックを外し、一段引きます。
すると文字板の針が動きます。
水平を保ちながら右下ボタンを押します。
補正中は〔↑WAIT〕がデジタル画面に表示されます。
〔↑WAIT〕が表示されている間は、腕時計を水平の状態から動かさないようお気を付けください!
補正がうまくできなくなる恐れがあります。
成功すると、デジタル画面に〔OK〕〔Turn180°〕を表示した後〔↓2〕を表示します。
液晶画面に〔↓2 〕が表示されたら、時計をできるだけ正確に180°回転させます。
次に2点目の補正計測を開始するため、左上ボタン(※)を押してください。
※時計が180°回転している状態の左上側のボタンです。
補正中は、最初と同様〔↓WAIT〕が表示されます。
補正が成功すると、デジタル画面に〔OK〕が表示されます!
成功したことを確認出来たら、時計の向きを元の位置に戻します。
最後にりゅうずを戻して終了し、左下ボタンを押して時刻モードに戻します。
2.磁気偏角補正
磁気偏角の方角と角度を設定することで、表示する北方位を磁北ではなく真北に設定することができます!
磁気偏角の方角と角度は、地形図や登山地図のような
等高線が描かれた地図や、国土地理院のホームページなどで確認できます。
時計が時刻モードになっているのを確認して、右下ボタンを押して方位計測モードにします。
この時、デジタル表示画面にアルファベットで『COMP』と出るまでボタンを何度か押して表示を切り替えてください。
※時刻モードからセンサーモードに切り替えた時、前回みていた計測モードが表示されます。
モードを切り替えたら、りゅうずのロックを外し、一段引きます。
りゅうずを引くと文字盤の針が動きます!
左下ボタンを押して〔DEC〕と現在の設定を表示させます。
りゅうずを回して東偏・西偏を設定します。
磁北が真北より東側にある場合は『東偏(E)』。
磁北が真北より西側にある場合は『西偏(W)』。
(現在の日本では、南鳥島(偏角0度)を除く全ての地域で西偏となります。)
また、磁気偏角の角度は1°(度)単位で近い方の値を設定してください。
例)「7.4°(度)」の場合:「7°」に設定します。
「7°40′(7度40′)」の場合:「8°」に設定します。
奥に回すと東偏、手前に回すと西偏を変更できます!
設定ができたら、りゅうずを戻してロックをかけ、終了です。
最後に左下ボタンを押して、時刻モードに戻します。
補正が完了したら、計測したい方向へ時計の12時位置を向けて水平に保ちます。
時計が時刻モードになっているのを確認して、右下ボタンを押して方位計測モードにします。
この時、デジタル表示画面にアルファベットで『COMP』と出るまでボタンを何度か押して表示を切り替えてください。
※時刻モードからセンサーモードに切り替えた時、前回みていた計測モードが表示されます。
秒針が一度0秒位置を指した後に、北方位を指します。
約1秒ごとに60秒ほど計測と表示を続けます。
左下ボタンを押すと、時刻モードに戻ります。
方位計を使うときのご注意
強い磁力(パソコンやスマホ、磁気アクセサリー等)の近くで計測すると、計測値に誤差が発生してしまいます
ので、強い磁力を発するモノから離れてご使用ください。
室内(特に鉄筋コンクリート構造)や電車、船、飛行機などの乗り物の中では正確な計測ができません。
●保管場所について
パソコンやスマホ、磁気アクセサリーなどから時計本体が磁気を帯びた場合、方位計測の精度に影響を及ぼす
恐れがございます。
なので、なるべく近くに置かないようお願いします。
方位計測の操作方法は、YouTubeでもレクチャーしてますので、一緒に見るとより分かりやすいと思います!↓
少しの専門的知識を備えるだけで、アウトドアはより質のいい快適な時間になると思います!💪💪
気圧・方位計測を使いこなして、突然の悪天候やアクシデントに備えましょう!😤
(正直使えるだけでかっこいい)
ここまでお読みいただきありがとうございました!