メッシュベルト(ミラネーゼ)の良い点とサイズの調節方法

 

 

こんにちは!加藤時計店のしんです😄

最近、メッシュベルトの時計をしている方を街でよく見かけるようになりましたね!

こちらの記事では、フィット感抜群なメッシュベルトの良い点と注意点から

サイズの調整方法までご紹介したいと思います💪💪

 

 
Q.メッシュベルトってどんなもの?

メッシュベルトとは、小さな金属パーツを網目状につなぎ合わせて作るベルトのことです。

そのつなぎ合わせたベルトの表面が竹を編み込んだ形に似ていることから

以前は網代(アジロ)と呼ばれていました。

最近はアップルウォッチのベルト名称から影響を受けて、ミラネーゼと呼ばれることも

多くなってきています。

 
Q.メッシュベルトは他のベルトと比べて、何が良いの?

メッシュベルトがレザーやブレスタイプのベルトと比べて、優れているところを挙げてみますと

 

【メッシュベルト(ミラネーゼ)の良い点】

・革ベルトよりも優れた耐久性

・ベルトを劣化させる湿気に強い為、レザー素材よりも永く愛用することができる

・コマ調整方式のメタルベルトより細かくサイズ調整ができる=着用した時のフィット感が良い

・クラシックな印象でジャケットと相性が良く、男女共に職場でも使いやすいデザイン

 

お仕事用の時計にはシンプルな北欧デザインにメッシュベルトを合わせると大人っぽい印象になるので、

おすすめですよ✨

 

ただし、メッシュベルトの時計を購入されたら、以下の2点に気をつけて取り扱ってあげてください。

 

【メッシュベルトの取り扱いで注意する点】

・着用する際に時計が滑り落ちやすいので、着脱する場所に気をつける

・パーツの隙間が細かいので、汚れを落とす時は細かいブラシなどで掃除する

 
Q.メッシュベルトはなんで落としやすいの?

腕に装着する前からループ上になっているバックル式のメタルバンドは

手を通すだけで、ある程度固定することができるので

出勤前や着替え中などの立っている姿勢でも取り扱いにあまり苦労しません。
 

一方、メッシュベルトは中留※で12時側のバンドと6時側のバンドを連結する部品で

固定するまでは一本の線状になっているので、

時計を押さえていてもウッカリすると

「スルッ!!」と落ちてしまうなんてことも😱😱

※中留(なかどめ)・・・12時側のバンドと6時側のバンドを連結する部品のこと。

中留は、尾錠よりも片手で扱いにくくコツがいるので、そちらについつい意識がいってしまうんです。
 

私も過去にメッシュベルトの時計を身につける際に誤って落としてしまい、

たまたまカーペットの上に落ちたので事なきを得た経験がありますので……😱

 
大好きな腕時計を落として、傷がついたり故障してしまうのはショックなので、
できれば避けたいですよね…

 

特にメッシュベルトの取り扱いに慣れていない間は、地面に落とさないようにデスクに座っているときや

万が一落下させてしまっても時計が壊れないようにできるかぎりやわらかい場所の上で

着脱されることをおすすめします!
 

【メッシュベルトのサイズを調整する方法】

Q.メッシュベルトのサイズはどうやって調整するの?

メッシュベルトのサイズの調整方法もたくさんお問い合わせをいただきます。

サイズ調整は、100円ショップでも売っている精密作業用のマイナスドライバーを使えば

かんたんに行うことができます。

 

【メッシュベルトのサイズ調整手順】

1.精密ドライバーで中留めの抑え板(ストッパー)を開きます(向きに注意してください)。

ストッパーをドライバーで開けている
 
2.位置を調整して、スライド底面の突起をベルト裏面の溝に合わせます。

メッシュベルト裏面の溝
 
3.中留めの抑え板(ストッパー)を押し下げて、閉めます。

ストッパーを指で押し込む
 

こちらの動画で実際の作業の様子をご紹介しておりますので

メッシュベルトのサイズ調整に迷われた際には、よければ参考にしてみてくださいね!

 

【メッシュベルトのサイズ調整(動画)】

 

 
形が四角いスマートウォッチやサイズが大きい時計はどうしてもベルトと腕の間に隙間が出来やすいので、

つけ心地がゴツゴツすると感じる方もいらっしゃいます。

メッシュベルトなら細かいサイズ調整でお好みのフィット感に近づけることができますので、

ぜひご自身のお好みのサイズに調整して、時計と一緒に永く愛用してあげてくださいね😉

 

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